ふくろうのフェルトマット
水フェルト楽しい!となった初めの作品。
好きな色の羊毛をブレンドして、
途中までフェルト化した半フェルトのシートを作って、
ハサミで羽の形に切って、
背景の色と合わせて再度フェルト化して、
ふくろうのフェルトマットを作りました。
("マット"かは疑問ですが、、壁に掛けて飾っています)
半フェルトのグラデーションを見ながら、
鳥の羽っぽいなぁ、何の鳥かなぁと考えて。
お湯をかけてごろごろするとだんだん色が馴染んで、
溶けていったりはっきり残ったり。
出てきた色や形を楽しみながら作る、程良い感じが好きです。
このフクロウがバサバサと羽を広げて、飛んで行く先を作りたい
続けて作っているのはそれがきっかけかもしれません。
traveling tree 旅をする木
ブログを始めます。
羊毛フェルトで作ったものを載せていこうと思います。
タイトルの traveling tree は星野道夫さんの著書『旅をする木』からつけました。
羊毛との具体的なつながりはないけれど…
新型コロナウイルスの流行で思うように人と会えない生活の中で、ぼんやりと、以前読んだこの本の一節が浮かんできたのです。
アラスカに暮らす人のこの言葉を、今は前よりも切実に感じられました。
人の力ではどうしようもない、寒く厳しい冬を大きく受け入れる心の持ち方は、ともすれば理不尽な目に遭っているように感じてしまう不穏な気分を落ち着かせてくれます。
そんなきっかけで星野道夫さんの著作を読み返したことと
羊毛フェルトを始めたことと
この時期が重なったのは偶然だけど、私の中では意味があるように思えるのです。
月刊たくさんのふしぎ『クマよ』の中に、自分が横断歩道を渡ろうとする瞬間、クマは遠くの山で草をかきわけているかもしれないーという話があります。(記憶なので正確な引用ではありません)
日常の中でふと遠い物語を感じられるようなものを、作れたらと思います。