Traveling Tree’s blog

羊毛フェルトの日記

ルリビタキの壁掛け

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本当のルリビタキとはちょっと色が違うけれど、朝日を浴びているようなイメージで作りました。

くるくる回ります、と言いたいところですが、裏はありません。

 

軽いから裏も作っていたら、ふわふわとモビールとかも良さそうだった。

 

繋げて飾るのは色々できそう、モチーフの組み合わせを考えるのが楽しそうです。

 

 

 

 

 

 

 

キンシコウの鍵掛け

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黄色とオレンジの羊毛がたくさんあったのでキンシコウを作りました。

 

あの金色の猿は何だっけと、鮮やかな色から南国をイメージしながら調べてみたら、猿の中で一番寒冷な環境に生息しているそうです。

 

尻尾忘れた!の結果、どうせなら長くはみ出しちゃえと

ワイヤーを入れて鍵掛けにしました。

 

 


 

ふくろうのフェルトマット

 

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水フェルト楽しい!となった初めの作品。

 

好きな色の羊毛をブレンドして、

途中までフェルト化した半フェルトのシートを作って、

ハサミで羽の形に切って、

背景の色と合わせて再度フェルト化して、

ふくろうのフェルトマットを作りました。

("マット"かは疑問ですが、、壁に掛けて飾っています)

 

半フェルトのグラデーションを見ながら、

鳥の羽っぽいなぁ、何の鳥かなぁと考えて。

お湯をかけてごろごろするとだんだん色が馴染んで、

溶けていったりはっきり残ったり。

 

出てきた色や形を楽しみながら作る、程良い感じが好きです。

 

このフクロウがバサバサと羽を広げて、飛んで行く先を作りたい

続けて作っているのはそれがきっかけかもしれません。

 

 

 

 

traveling tree 旅をする木

ブログを始めます。

 

羊毛フェルトで作ったものを載せていこうと思います。

 

 

タイトルの traveling tree は星野道夫さんの著書『旅をする木』からつけました。

 

羊毛との具体的なつながりはないけれど…

新型コロナウイルスの流行で思うように人と会えない生活の中で、ぼんやりと、以前読んだこの本の一節が浮かんできたのです。

 

寒いことが、人の気持ちを暖めるんだ。離れていることが、人と人とを近づけるんだ。(出典:星野道夫旅をする木

 

アラスカに暮らす人のこの言葉を、今は前よりも切実に感じられました。

人の力ではどうしようもない、寒く厳しい冬を大きく受け入れる心の持ち方は、ともすれば理不尽な目に遭っているように感じてしまう不穏な気分を落ち着かせてくれます。

 

そんなきっかけで星野道夫さんの著作を読み返したことと

羊毛フェルトを始めたことと

この時期が重なったのは偶然だけど、私の中では意味があるように思えるのです。

  

月刊たくさんのふしぎ『クマよ』の中に、自分が横断歩道を渡ろうとする瞬間、クマは遠くの山で草をかきわけているかもしれないーという話があります。(記憶なので正確な引用ではありません)

 

日常の中でふと遠い物語を感じられるようなものを、作れたらと思います。